倉橋溜池  (倉橋)


【画面クリックで拡大します】
【画面クリックで拡大します】

倉橋溜池は忍阪の石位寺から南の方角に歩いて約1キロ(約20分)の所にあります。(石位寺からも倉橋溜池の堤がよく見えます)。県内では高山溜池、白川溜池、斑鳩溜池とともに四大溜池の一つで池としての灌漑面積は県下最大です。

 

昭和10年頃(1935年)関係町村の有志により干ばつ対策として発案された農業用ため池ですが戦争等の影響もあり18年の歳月を要して昭和32年(1957年)に完成しています。

 

平成12年(2000年)には洪水調整機能を併せた防災ダムとして整備されました。また平成17年(2005年)には溜池の周辺が倉橋ふれあい公園として整備されました。溜池の周囲には約4kmの遊歩道がありウォーキングされる方にとっても絶好のコースです。池の周辺には桜などが植樹され数か所ある公園には、きれいな芝生が敷き詰められ市民の憩いの場となっています。

 

四季それぞれの良さはありますが倉橋といえばやはり桜です!4月には多くの人たちで大いに賑わいます。また溜池から北を望めば万葉集にも読まれた忍坂山(外鎌山)の秀麗な山容を望めますし南には多武峰や音羽山(倉橋山)の山々がも見える絶好のビューポイントなのです。萬葉集 巻3-290の

倉橋の山を高みかよごもりに 出で来る月の光り乏(とも)しき

という歌碑もたてられています。