⑰飛鳥発掘物語 (河上邦彦)

 2004年10月発行(産経新聞ニュースサービス)

 

飛鳥発掘の第一人者が、古墳、遺跡、石造物の謎をあざやかに解き明かす!産経新聞で好評連載されたものを単行本化。著者の河上邦彦さんは1945年大阪市生まれ。関西大学大学院文学科日本史学専攻修士課程修了。文学博士。奈良県立橿原考古学研究所副所長兼、同附属博物館館長。飛鳥京跡、牧野古墳、束明神古墳、下池山古墳、黒塚古墳などの調査研究で知られる。

 

この本の中で忍阪についても興味深い研究の成果を、平易でわかり易く、かつ一般の方にも興味がわくようなテーマと内容で綴られた飛鳥学の入門書。おすすめです。

 

忍阪街道に関連するものとしては●天王山古墳は崇峻天皇陵か●舒明帝以降、天皇陵は八角形に●磚槨墳の被葬者は渡来系の官人層?●千年以上前から山を荒らした・・・忍阪第8号墳の六角石室●伏鉢が語る粟原寺の縁起●カタソバ遺跡は忍坂宮の一部かなど